会社関係から香典をいただいた場合お返し(香典返し)をする必要があるのかどうかはいただいた名義や会社の規定によって判断が異なるため一概には言えませんが基本的には「個人名義」であれば必要「会社名義・慶弔規定」であれば不要と覚えておくと間違いがありません。まず社長や上司同僚から個人的にポケットマネーで香典をいただいた場合は一般の参列者と同様に半返し(いただいた金額の半額から三分の一程度の品物)をするのがマナーであり忌明け(四十九日)後に郵送するか出社時に手渡しをするのが一般的です。一方「株式会社〇〇代表取締役」といった法人名義でいただいた場合や福利厚生の一環として慶弔規定に基づいて支給された香典(慶弔見舞金)については経費として処理されているためお返しは不要とされており無理にお返しをするとかえって経理処理を複雑にさせてしまう迷惑行為になりかねません。また「〇〇部一同」「有志一同」といった連名でいただいた場合は一人当たりの金額が少額(数百円から千円程度)になることが多いため個別に半返しをする必要はなく全員で分けられるような個包装のお菓子(小分けのお菓子)などを「皆様で召し上がってください」と差し入れる形式でお返しとするのが最もスマートで喜ばれる方法です。ただし地域や職場の慣習によっては「一切のお返し不要」というルールがある場合や逆に「会社名義でも必ず返す」という暗黙の了解がある場合もありますので迷った時は総務担当者や以前に同様の経験をした先輩に相談して「前例」を確認することがトラブルを防ぐための最良の策と言えるでしょう。お返しをする・しないに関わらず最も大切なのは「いただいたお気持ちに対する感謝」ですので物で返すことができない場合でもお礼状や丁寧な挨拶を通じてその感謝の気持ちをしっかりと伝えることを忘れないでください。